育毛剤も発毛剤もカツラも植毛もAGA治療も必要がなくなる時代が近づいているのかもしれません。
それは毛髪再生医療が近々実用化すると言われているからです。
ハゲ関連の情報に敏感な方なら既にご存知ですよね、テレビや雑誌新聞なので少し前に話題になっていましたから。
初めて知った時は大興奮しました!
「ハゲを治せたらノーベル賞」なんて言われていますからね…研究者の方々が何十年もかけて研究していますが今だに実現できていません。
その難題をクリアしそうなのが毛髪再生医療なのです。
“世の中の全ての薄毛男性女性がハゲの悩みから解放される日が来る?”
今回は薄毛に悩める人々が今か今かと待ち焦がれている夢の技術の毛髪再生医療について考えてみます。
毛髪再生医療とは
毛髪再生医療はざっくり言うと…
自分の頭皮から「毛を生やすのに必要な細胞」を採取し人工的に増やして(培養)ハゲている箇所に注入する技術のことです。
細胞が注入された箇所が発毛してフッサフサ!
という感じのようですね。
採取する箇所は自毛植毛と同じように、AGAの影響を受けにくいとされている後頭部からのようです。
自毛植毛との違いは自毛植毛は「毛を毛包ごと」に対して毛髪再生医療は「細胞」を採取するということ。
現在、毛髪再生医療の実用化に向けて研究を行っている企業は私が知っている限りでは2社あります。
京セラ(+理化学研究所)と資生堂(+カナダのベンチャー)です。
京セラ
私が説明するまでもありませんが、京セラは電子機器や情報機器の日本大手メーカーです。
電子機器メーカーが再生医療?しかも毛髪の?と最初はビックリしました。
京セラは理化学研究所とタッグを組み2020年に毛髪再生医療の実用化を目指しています。
技術は、頭皮にある2種類の細胞を採取し特殊な機器で増やし、その増やした細胞を薄毛箇所に注入(移殖)するというもの。
マウスの実験では既に成功していて、無毛のマウスに移植したところ20日間で発毛が確認されています。
20日間で発毛!?これが人でも?
20日間ほどで髪の毛一万本くらい作り出せるようです。
資生堂
資生堂は2013年にカナダのベンチャー企業と技術提携し、東京医科大学と東邦大学と共同研究を開始しました。
ご存知国内シェアナンバーワンの化粧品メーカーの資生堂も、薄毛治療の最新技術の開発に乗り出したんです。
資生堂の毛髪再生医療は、頭皮組織から「毛球部毛根鞘細胞」を培養して増やした後に、毛を増やしたい箇所に移殖する(頭皮に注入)し毛包を再活性化させるというもの。
京セラとは使用する細胞が違うようですね
メリット
毛髪再生医療のメリットは絶大だと思います。
理論上、後頭部のAGAの影響を受けない強い毛が一本でも残っていれば、どんなハゲ頭でもフサフサになれるということです。
AGA治療のように毎日服薬したり塗布する必要はありません、自毛植毛のように採取の際の傷跡が残ることがありません。
さらに自毛植毛には移殖する毛包に限りがありますが、毛髪再生医療では培養で増やしまくれますから好きなだけ移殖できるのです。
治療薬には男性しか使用できないものがありますが、毛髪再生医療は男性女性共に受けることができます。
男性だけじゃなく女性にとっても最高の薄毛対策!
副作用に関しては今のところ不明とされていますが、深刻な副作用のリスクがなければ非の打ち所がない最強のハゲ対策といえるでしょう。
いつ実用化される?
2014年に2018年の実用化を目指していた資生堂でしたが実現しませんでした。
ヒトへの臨床研究にも着手したと発表されていたので、世間的にもかなり注目を集めていましたが、なかなかスムーズに実用化まではいかないようですね。
現在は2020年の実用化を目標に掲げているようです。
京セラも同じく2020年実用化が目標です。
今2019年だから後一年くらいで実現?
2020年といえば東京オリンピックが開催される年ですからね、実用化までいけば世界から大注目を浴びることになりそうです。
しかし医療関係者の間では、後10年くらいかかるのでは…という意見もあるようですね。
臨床研究でヒトに効果があることが証明されたとしても、スグに実用化されるのは難しいとのこと。
「早く実用化されて俺のハゲ頭を再生してくれ!頼むよ!」と薄毛男性からの叫びが聞こえてきそうですが、簡単なことではなさそうです。
私の個人的に意見になりますが、実用化の時期は未知ですね。
2020年に実現するのか…それとも後10年くらい先なのか…。
実用化に関しての続報が入り次第、またお伝えします!
治療費はどれくらいになりそう?
気になるのは費用ですよね。
ネットで情報収集していると、毛髪再生医療に対する様々な意見が飛び交っており、その中で費用に関する意見も目にすることがあります。
中には数千万するという意見や高級外車、家が買えちゃうくらい…と予想する医療関係もいるようですね。
細胞を培養するってものすごく手間がかかりそうなことなので…その辺が上手くクリアできれば早めに費用は安くなるかもしれませんが。
技術進化で1人1人の細胞を効率よく培養できるようになり、施術できる施設や施術者が増えたときに一般的な費用になるのではないかと。
具体的にどれくらいの費用がかかるという意見はあまりありませんが、最初から一般的な費用で受けられる医療ではないという声は多いです。
最新の医療技術ですからね、実用化直後に数十万~数百万というレベルではないと私も思っています。
あくまで私の勝手な予測ですけどね。
AGA治療や自毛植毛と同じように当然「保険適用外」になるでしょうし、高額になるのは必然でしょう。
実用化されても一般的な費用になるまで長い期間を要するかもしれませんね
恐らく出だしは「お金持ちの為の超高級なハゲ対策」でしょう。
とりあえず今はAGA治療で耐えましょう
「俺は毛髪再生医療が実用化されるまでハゲのまま待つ!」とアツい心をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、もし実用化が10年先だったらどうしますか?
それに実用化されても最初は高額だと予想されています。
待つ精神力や経済的に余裕があれば何も問題ありませんが「長期間待つのは…高すぎる費用は…」と思う方は実用化され一般的な費用で受けることができまでの間はAGA治療で凌ぎませんか。
もちろん2020年にあっさりと実用化され費用も最初から一般的な料金で受けられる可能性もありますが、その時はAGA治療をやめて施術を受ければいいだけですからね。
私自身も毛髪再生医療が一般的に受けられるレベルになれば、AGA治療をやめる予定です。
と言いますか、毛髪再生医療が一般的になれば、現存する全てのハゲ対策は必要なくなるでしょう。
育毛剤、育毛サプリ、育毛サロン、発毛剤、カツラ、増毛、AGA治療、植毛、これら全てが必要なくなるではと。
薄毛市場は4000億円と言われていますが、それが全て毛髪再生医療に集中?
もし本当にそんな時代が来ればスゴいことになりそうですね。
全ての人が薄毛の悩みから完全に解放される日が来る
とは言っても10年後くらいとなると…私はもう50歳くらいですからねw
その時はハゲていてもどうでも良くなっているかもしれません(笑)
とりあえず私の言いたいことは、実用化されることを期待しつつ今のところは現在最強のハゲ対策であるAGA治療で耐えましょうということです。
そして今の悩みである薄毛を改善したい方はAGA治療を開始しましょう。
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