発毛効果があると医学的に証明されている唯一の成分ミノキシジル。
AGA治療中の方はご存知だと思いますが、ミノキシジルには二種類のタイプがあります。
一つは頭皮に液体やクリーム状のモノを塗布するタイプのモノ、もう一つはミノキシジルタブレットのような服用するタイプのモノです。
そこで疑問になってくるのが「二つあるけど結局どっちがイイの?」ということ。
結論から申し上げますと【ケースバイケース】です。
・薄毛レべルが軽度なら塗布タイプ!
・薄毛レベルが中度、重度なら服用タイプ!
ざっくり言うとそんな感じですね。
理由を説明していきます。
軽度の薄毛の人は塗るミノキ
塗るタイプのミノキシジルで有名なのはリアップですね。
薄毛を気にしている人で知らない人はいないと思います、昔からCMバンバンやってますから。
リアップの存在でミノキシジルという名前を知った人も多いでしょう。
最近ではリアップ以外のミノキシジル成分配合の商品も出てきましたね。
塗布タイプは使用すると発毛を促し頭髪を改善してくれますが、短期間で爆発的に回復させてくれるモノではないと私は思っています。
どちらかというと時間をかけてじっくり少しづつ改善させていくという感じです。
私の体験談になってしまいますが、AGA治療10年の中で塗布タイプのみを使用していた時期があったのですが、効果の実感はとても緩やかでした。
回復を実感したのは主に頭頂部でM字ハゲの箇所は改善できませんでしたね。
半年間くらいかけて産毛程度の発毛を実感できました。
「もしかしてこれ以上塗り続けても産毛から成長しないかも?」と思って飲むタイプに切り替えたので、塗布タイプのみの長期間使用でどれくらい改善できるかは不明ですが爆発的な回復力はないなと思っています。
産毛程度で成長が止まってしまったことにも理由がある思います。
それは私が頭皮が見えるくらいの重度の薄毛レベルであるということです。
この後説明する飲むタイプのミノキシジルは塗布タイプより強力な発毛効果を発揮する(個々人差あり)のですが、頭頂部だけでなくM字にも効果を発揮してくれます。
しかし軽度レベルのM字の方には比較的しっかりとした毛が生えてくるのに対して、私のような完璧なM字ハゲには産毛しか生えてきません(個人差あり)
これは塗布タイプにも当てはまると私は思っています。
重度レベルのハゲは難しいが軽度レベルの薄毛の方は塗布タイプだけでも産毛程度ではなくちゃんと改善できる可能性があるのではと。
髪がスカスカで頭皮が見えるくらいのハゲの方は、塗布タイプでフサフサを目指すのはかなり困難でしょう。
塗るミノキシジルの副作用
AGA治療をするうえで1番気になるのが副作用のことでしょう。
副作用に関しては塗るタイプのミノキシジルは飲むタイプに比べ副作用は弱いとされています。
考えられる主な副作用は…
・頭皮のかゆみ
・低血圧
・狭心症
・かすみ目
・頭痛
などで、リアップX5プラスを発売している大正製薬がリアップの使用しての副作用は約8%に起るとデータで示しています。
おそらく他のミノキシジル成分が含まれた製品も同じくらいの割合で副作用が出るのではないでしょうか。
ちなみに私は塗布タイプを使用しても副作用は起りませんでした。
塗り薬ですから体内に吸収される量は限られているということで、副作用が起ったとしても症状は軽いようですね。
中度、重度ハゲは発毛効果が高い服用タイプのミノキ
AGA治療に多少詳しい方なら服薬するタイプのミノキシジル(ミノタブ)がいかに発毛効果が高いかご存知のはずです。
もちろん効果には個人差がありますから、服用したからといって100%の人に発毛効果があるわけではありませんが、多くの方が髪をフサフサに復活させているのは事実。
現存する薄毛治療薬の中で最強だと私は思っています。
私の頭頂部ハゲが3ヶ月で改善させてくれたのは紛れもなく内服タイプのミノキシジルのおかげですね。
塗布ミノキシジルも素晴らしい治療薬ですが、私のような頭皮丸見えハゲ男には効果が弱い、しかし服用タイプは例えツルツルの状態であっても効果を発揮してくれる可能性が高い(頭頂部)
ちなみにM字ハゲはミノタブをもってしてもフサフサにするのは難しいと思います。
軽度のM字の方なら改善できる可能性は十分にありますが。
しかしミノタブは高い発毛能力を発揮してくれるかわりに人によっては副作用が強くでてしまうこともあります。
それ故に服用を途中で断念してしまったり、最初から服用を躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。
飲むタイプのミノキシジルの副作用
「高い発毛効果があるのはわかってるけど…やっぱり副作用が気になるから…」と考えてミノタブは使用しない人も結構いるんじゃないかと。
特に個人輸入代行を利用をお考えの方は。
ミノタブは副作用が出やすい治療薬です、ですから「毛を生やしたいならミノタブを服用しよう!」と安易におススメはできません。
考えられる主な副作用は…
・心臓がドキドキする(動悸)
・頭痛
・めまい
・初期脱毛
・多毛症
・耳鳴り
・むくみ
この中でも動悸を訴える人は体感的に結構多いような気がしますね。
「心臓がドキドキして生活に支障をきたしたから服用するのをやめた」という方をネット上でみかける機会が多いので。
初期脱毛や多毛症は発毛の効果を実感する人にはかなりの確率で起る副作用でしょう。
でも初期脱毛は一時的なもの、多毛症は起ったとしてもムダ毛処理で対応できますね。
ミノキシジルタブレットは発毛薬ではなく高血圧の方が血圧を下げるための降圧剤です。
高血圧の人がミノタブを使用し、副作用として発毛が起ったので「ハゲ対策になるのでは?」と注目されるようになりました。
しかし副作用の強さから世界中で発毛治療薬として認可している国はありません。
日本皮膚科学会の推奨できる薄毛対策の評価はA~Dでランク付けされているのですが、ミノタブは最低評価のDランクとされています。
ちなみに塗布タイプのミノキシジルのランクはA。
なぜミノタブがDなのかは「高い発毛効果」よりも「認可されていない」「副作用が強い」ということの方が重視されているからでしょう。
「認可されていないのに服用できるの?」と疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、医師は例え非認可であっても処方できるので服用できるということですね。
私の個人的な考えになりますが、薄毛レベルが軽度の人はミノタブは使用する必要はないと思っています。
塗布タイプでも十分改善される可能性があるのにわざわざ副作用が強い薬を使用する意味がないからです。
「ハゲてるわけじゃないけどもっと毛を増やしたいんだ」という人もやめた方がいいでしょう、服用しても元々の毛量以上にはフサフサにはならないと思いますので。
服用タイプのミノキシジルが必要なのは中度、重度のハゲの方でしょう。
どちらがいいかは人それぞれ
軽度の薄毛の人は塗るミノキ、中、重度ハゲの人は飲むミノキと説明しましたが、結局のところどちらがいいかは人それぞれ。
軽度ハゲの方が塗るミノキでかゆみの副作用が出てしまったら使用を中止しなくてはいけないかもしれませんし、中、重度ハゲの方でも飲むミノキで副作用が強く出てしまうかもしれませんから。
ちなみAGAクリニックでは発毛目的の人にはフィナステリドと服用タイプのミノキシジルをセットで処方されることが多いようです。
【発毛効果を実感するならやっぱり服用タイプのミノキ】というのが一般的のようですね。
しかし服用タイプはミノキシジルは副作用が出やすいの事実ですから、AGA治療を行ったことのない初心者の方がミノタブを自己判断で使用するのは非常に危険です。
ですから服用タイプのミノキシジルでAGA治療を始めたい方は必ずAGAクリニックで専門医の指示の下で行ってください。
塗るミノキで治療を開始したい方は市販のリアップから始めてもいいと思いますよ。
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